・英文解釈って結局何?
・英文解釈は必要?
・英文解釈のやり方は?
・オススメの参考書は何?
自身は英文解釈の学習をすることにより、センター試験で9割とることができました。
またその力が大学でも活きてTOEIC900を超えるることもできました。
本記事ではそんな私が身につけた英文解釈について詳しく解説していきます。
英文解釈で大切なこと
① 単語と文法とは別に鍛える必要あり
② 英文解釈は英文のレベルが高いと必要
③ 把握→分析→処理がポイントになる
記事の後半では私が実際に使った英文解釈の参考書を紹介いたします。
英文解釈とはそもそも何?
そもそも「英文解釈」って何と疑問に思う人もいるでしょう。
英文解釈とは、英文を解釈する力です。(笑)
もう少し細かくいうと、読んでいる英文の全体的な構造を捉える力ともいえます。
単語と文法が分かるのに英文が理解できないということがたまにないでしょうか?
それはこの英文の全体像を捉える力が欠けているために起こることが多いです。
英文解釈は単語力・文法力とともに必要になる。
なので、単語と文法を中心に学習しながらこの英文解釈力も鍛えたほうがいいです。
(単語と文法の学習方法は以下の記事で徹底解説しています。)
https://eigoprogress.com/sla-four-ways-vocabulary/
https://eigoprogress.com/english-grammar-2steps/
英文解釈はある意味で英文法の範囲のことといえば範囲ではなります。
ただ、授業や文法の参考書であまりとりあげられることはありません。
英文法というと不定詞、過去形、過去完了形などの項目を思い浮かべます。
だからこそ、あえて本ブログでは「英文解釈」を英文法とすこし分けて説明していきたいと思います。
英文解釈は難易度があがる程必要に
英文解釈力ですが文章が複雑になればなるほど必要になってくる能力です。
例えば、中学校レベルの文章は基本的にあまり英文解釈能力がなくても読めます。
単語と文法の知識さえあればなんとかなります。
ただ、高校以降で読むようなレベルの高い文は1文が長く複雑になります。
そのような文では文の構造が捉えにくく複雑になりがちです。
そこで、単語と文法が分かっているのに文が理解できない現象がおきます。
大学入試レベル以上の英字新聞や洋書などの文になればより複雑になってきます。
そこで必要になるのが先程からお伝えしているように「英文解釈能力」です。
ではどのように英文解釈力を具体的に鍛えればよいかは以下で解説していきます。
「英文解釈」のやり方・トレーニングの仕方
では、「英文解釈」をどのように学習すればよいか。
ここでは私が実際に高校時代に実施した方法を書いていきます。
英文解釈のやり方
① 英文のパターンについて理解する
② 構造を意識して文を分析する練習
③ 構造を意識して音読を繰り返す
英文解釈のやり方①: 英文のパターンを把握する
まずは英文にはどういう構造のパターンがあるのかを把握します。
構造の全体像の把握なしには、実際に英文を読んでも「構造って何?」となります。
英文解釈の参考書を買うと英文構造のパターンがいくつか示されています。
最初はまずパラパラと読書感覚で読みどういうパターンがあるか全体像を把握しましょう。
そうすることにより、構造に着目するという意識付けが少しずつされていきます。
ここで気をつけるべきポイントは全て一気に覚えようとしないことです。
後で解説しますが、「理解」だけでは構造を把握する力はつかないからです。
この①の段階ではまずサラッと確認する程度で大丈夫です。
英文解釈のやり方②: 英文の構造を意識して文を分析
①である程度英文のパターンが掴めたら、構造を意識して英文を分析していきます。
実際に入試やテストでは長い分をみて自分で構造を把握しなければいけません。
そのために自分が仕入れた知識をもとに実践で構造把握の練習をしていきます
英文解釈の分析をする際は「構造」にだけ着目して分析していきます。
知らない単語があったとしてもまずは無視して文の構造把握をしましょう。
実際に文を読んでいると知らない単語もでてくるので、その対処の練習にもなります。
ここでは代表的な構造分析方法を1つ紹介しておきます。
それは冒頭でも述べましたが、主語と動詞を見分ける能力です。
おそらく主語と動詞を見分ける能力は英文解釈をする上で最も重要な能力の1つです。
主語と動詞が分からずに文章が解釈できることはほぼありえないからです。
Talking about the sounds of language necessitates some way of writing down the sounds without reference to ordinary written language.
引用: Second Language Learning and Language Teaching Fifth Edition
こういった文の構造を意識して読まないと訳のわからないまま読み進めることになります。
この文章ではnecessitatesがこの文章のメインの動詞であるとわかります。
なので、そこまでのTalking about the sounds of language が主語であるとわかります。
まずはこのような文で素早く主語と動詞を分析します。
主語の箇所と動詞の箇所にマーカーで線をひくトレーニングを行いましょう。
この時は先程も述べたように単語の意味等はあまり気にしなくても大丈夫です。
あえてここで「トレーニング」といっているのは、一度や二度では力がつかないからです。
スポーツで何度も反復して習得するのと同じです。
英文解釈も文を解析して、無意識レベルで文の構造が理解できるようになりましょう。
英文解釈のやり方③: 英文の構造を意識して音読練習
①と②をやり終えたら、さらに力をつけるために構造を意識して音読します。
①と②だけやって構造を把握する力自体はつきます。
ただし、制限時間があるテストや聞いてすぐに理解するためにはそれだけでは不十分です。
なぜならスピードを意識して素早く構造を処理する必要があるからです。
そのためには、構造を意識した上で素早くそれを処理する練習があります。
それが「音読」になります。
分析した英文の構造を意識しながら音読することで素早く処理できるレベルになります。
まとめると英文解釈の学習のやり方は以下の通りです。
英文解釈のやり方流れ
①英文パターンの把握→ ②構造をみつける分析→ ③構造意識で音読
「英文解釈」のオススメ書籍

英文解釈の参考書を選ぶ際の注意点
英文解釈の参考書選びにおいて注意すべき点が1点あります。
それは1つの参考書だけを使いそれを最後まで使い切るということです。
今や英文解釈の参考書は書店にいくとたくさんあります。
なので全部いいように見えていろんな参考書に手を出してしまう人がいます。
ただそういった仕方で英文解釈を学習している人は間違いなく伸びません。
なぜなら表面をサラッと学習するだけで深く学習を進められないからです。
1冊だけの参考書を選びそれを上記で述べた方法でとことん深めましょう!
(上記のようなマインドセットは以下の記事で4つ説明しています。)
https://eigoprogress.com/four-mindset/
私が高校時代に実際に使用したオススメ参考書
「英文解釈」に関しては今やたくさんの書籍が発売されています。
その中でもオススメの参考書を紹介したいと思います。
オススメする参考書はたった1つです。
他にも良い参考書がたくさんあります。
1冊の参考書に集中して取り組めるかがかなり重要になってくるからです。
その参考書は『英文読解入門 基本はここだ!』です。
英文読解入門基本はここだ!改訂版 [ 西きょうじ ]
この参考書では簡単な文章構造か難しい文章構造まで網羅されています。
そのため多くの英文パターンを学ぶことができます。
また、レベル的にも初心者から中級者くらいまでカバーしています。
なので、英文解釈力をつけたい人全員に有効な書籍に間違いありません。
英文解釈をトレーニングして鍛えたいひとはこの書籍を購入して鍛えるようにしましょう!
英文解釈はあくまで英語力を形成する力の1つにしかすぎません。
全体的に英語をどのように進めて勉強するかは以下の記事をご覧ください。
https://eigoprogress.com/beginner-to-nativelevel-strategy/