・TOEICを受けるメリットって何?
・TOEICを受けて実力の英語を鍛えられる?
・TOEICのデメリットは何?
結論から言うと、TOEICにはとてつもないメリットがたくさんあります。
私自身も、TOEIC700・800・900・990を獲得しメリットをたくさん感じてきました。
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① 英語学習のモチベーションが湧く
② 「締切日」の設定で行動力があがる
③ 英語の「現状レベル」が把握できる
④ 優先して「伸ばすポイント」が分かる
他の記事ではTOEICで良いスコアをとることによるメリットが多く語られています。
この記事ではTOEIC勉強をすること自体のメリットをガッツリ紹介していきます。
また記事の後半ではTOEICのデメリットも紹介していきたいと思います。
TOEICのメリット1: 英会話の基礎力となるインプットを鍛えられる

TOEICメリットの5つ目は、英会話に必要なインプット力が鍛えまくれることです。
TOEICのテストはL&Rなのに
英会話力も鍛えられるの???
❶ 英会話の「リスニング」力は直接鍛えれる
❷ 英会話の「スピーキング」は基礎力を鍛えれる
まず英会話といっても大きく分けると2つの力に分かれます。
相手の会話を理解する「リスニング力」と相手に自分の意見を伝える「スピーキング力」です。
まず英会話に必要なリスニング力に関しては、TOEICを利用してぜんぜん鍛えることができます。
でもTOEICが聞けても、
ネイティブが理解できない
ってことはありますよね?
たしかにそれは間違ってはいない。
ただTOEICレベルが聞けなくて、
ネイティブレベルが聞き取れるかな?
うぐ。。。何もいえない。。。
ネイティブ英語が聞き取りたい人は、TOEICレベルがまず余裕で聞き取れるようにならなければいけません。
TOEICレベルのほうがネイティブレベルよりもハッキリと発音しているからです。
まずネイティブレベルの前の段階でTOEICを利用できるのは大きなメリットになります。
そしてリスニング力を鍛えるために公式問題集を活用することができます。

そしてスピーキング力もTOEICを使えば鍛えられるのもTOEICのメリットです。
たしかにTOEICはリスニングとリーディングの試験なので直接スピーキングをするわけではありません。
ただ、スピーキングは必ずしも英会話をしなければ鍛えられないわけではありません。
❶ 単語力 ❷ 文法力 ❸ 表現力 ❹ 発音 ❺ 話す慣れ
スピーキング力と一口に言っても上記のようにたくさんの力に分けることができます。
たしかに英会話をすることでしか伸ばせない力もあります。

ただ「単語力」「文法力」「発音」などは本当に英会話をしないと鍛えられないでしょうか??
答えはNoです。
英会話に必要なほとんどの要素は実はインプット学習でも鍛えることができます。
つまりインプット中心のTOEICでも英会話に必要な力は鍛えられるということです。
TOEICのスコアが700〜800くらいにあがるまではインプットに徹したほうがいいと言われています。
それはアウトプットの基礎力となるインプットの力が固まりはじめるのがそのくらいのレンジだからです。
ただし、英会話の力を伸ばしたい場合はインプット学習の「やり方」がとても重要になります。
その具体的な学習法などは以下で紹介しています。

TOEICのメリット2:タイムリミットを設定できる

TOEICメリットの2つ目は、学習期間に「締切」を設定することができます。
一旦TOEICを受けることを決めると、受験しなければいけない日程が強制的に決まります。
強制的に試験日が決まるので、TOEICを受けるまでのタイムリミットが発生します。
タイムリミットがあると人はモチベーションをより高く保ってパフォーマンスをあげることができます。
小学生や中学生の時に夏休み終わり前に必死になって課題を終わせようとした経験がある人は多いと思います。

宿題や課題の提出に締め切りがあり、それまでに終わらせないと自分にとって都合が悪くなるからです。
英語学習でもTOEICの試験日を設定すれば、そのような感情を生みだすことができます。
締め切りまでに勉強しない良い点数がとれないので、勉強しようという意志が働きます。
この「締切り効果」を有効活用できるのはTOEICのテストを受ける最大のメリットの1つです。
ただし、この「締切効果」を上手く利用する上で一点気をつけなければいけないことがあります。
それは、今すぐ資格試験を受けることを決めてしまうということです。

なぜなら、多くの人はあとで受けようとして結局受けないということになりかねないからです。
これでは締切がなく緊急性がないので、自分の最大限の力を発揮することが難しくなります。
この瞬間から「英語を学習しなくてはいけない」という状態にもちこみましょう。
今この瞬間に試験を受けることを決めて、申込みを完了することが重要な鍵になります。

そう一旦決めてしまえば、試験日も必然的に決まってしまいます。
締切効果がその瞬間からはじまり「勉強しなくては」となります。
「英語の力をつける」→「資格試験を受ける」という思考ではいけません。
「資格試験を受ける」→「英語の学習を進める」という思考に変えなければいけません。
この2つ目の理由が資格試験を受ける最大のメリットといっても過言ではないです。
ぜひこの「締め切り効果」を有効活用しましょう!
TOEICのメリット3:「自分の現状のレベル」を客観的に把握できる

TOEICメリットの3つ目は、自分の現在のレベルを把握できることです。
英語学習を進めていくうえで、自分の目標のレベルを設定する人は多いです。
しかし、意外に自分の現在のレベルを客観的に把握できている人が少ないです。
それは、もはや旅行するにあたって自分の目的地は分かるが自分の現在地を知らないというのと同じです。
それではどっちを目指して旅を進めればよいか検討もつきません。
また主観的に「自分の現在地はだいたいこのくらいだろう」と予測をしてしまうことも問題です。
自分の「現在のレベル」がどれくらいかを客観的に把握することが重要です。
自分の「現在地」を知ることができれば、自分の「目的地」までの距離感がわかります。
それがわかれば、どれくらいの量をこなす必要があるかということがなんとなく見えてきます。
自分の「現在地」が分かれば、自分が最終到達したいレベルまでの中間ゴールを設けましょう。
中間ゴールが決まればどのようなスモールステップのゴールを設ければよいかも明確になります。

自分の現在地と目標到達地点がかけ離れていると、勉強する気が滅入ってしまいます。
2点を結ぶスモールゴールが設定できれば「できるかもしれない」という自信につなげることができます。
主観的な自分の現状レベルの把握ではなく、客観的に把握することはTOEICのメリットの1つです。
TOEICのメリット4:自分の「伸ばすべき必要な力」が発見できる

TOEICメリットの4つ目は自分の英語の「伸ばすべき必要な力」を発見することができることです。
英語力とは、文法・単語力・発音・音を聞く力など様々な要素から成り立っています。
そのどの要素を今伸ばせば自分の英語を最大限伸ばせるかを把握することが非常に重要になります。
主観的に判断してしまうと自分のフィルターを通してのみの判断になります。
それでは本当に伸ばすべきポイントがなかなか見つかりにくくなります。

TOEICの公式問題集を使えれば客観的に自分にどの力が足りていないかを把握することもできます。
例えば、文法のセクションにおいて点数が低ければ文法を鍛えたほうが良いということです
また、その中でももう少し分析すればどの文法が弱いかなどを発見することができます。
それらの伸ばすべきポイントが分かると学習すべき箇所もわかり学習すべき内容が絞られてきます。
学習すべき内容が絞れるということは英語学習を進めるうえで非常に重要です。

なぜなら、自分が「今すべきこと」が定まりすぐに行動に移しやすくなるからです。
英語学習を進めていくなかで「何から学習すればよいかわからない」という悩みが出てくることが多いです。
この「今すべきこと」が定まれば何を学習して良いかわからず地に足つかないという状態から開放されます。
自分の英語の「伸ばすべき力」箇所を発見し、やることを明確化するのもTOEICのメリットの1つです。

TOEICのメリット5: 英語学習のモチベーションが湧く

TOEICの最大のメリットの1つ目は、英語学習に対するモチベーションが高くなることです。
英語学習は継続して頑張るためのモチベーションが多かれ少なかれ必要になります。
英語学習は長期的に続けないと結果がでないものだからです。
そこでTOEICを受けることによって、英語学習をすすめるべき目的が生まれます。

海外で駐在して仕事をしたい人にとっては、TOEICの高得点がモチベーションにつながるでしょう。
就職したい人にとってはTOEICが武器として利用することができます。
何も目標もたずに英語学習を闇雲に進めていくのはかなり無謀です。
TOEIC利用して英語を勉強するための理由とモチベーションを自ら創り出すようにしましょう!
TOEICのデメリット1: 直接のスピーキング練習ができない

TOEICの1つ目のデメリットは直接会話の練習をすることができないことです。
TOEICは基本的にはリスニングとリーディングのテストになります。
なので、スピーキングはテストの内容に含まれていません。
そのためTOEIC学習を通してスピーキングの練習をすることは基本できません。
ですが、前半でも述べたように直接英会話をすることがスピーキングの全てではありません。

TOEICを使ってスピーキングに繋がる土台を固めることは100%可能です。
なのであくまで表面的に会話の練習ができないだけでデメリットともいいきれません。
TOEIC700〜800に到達してからスピーキング練習したほうが最終的には効率的だからです。
直接スピーキングできないことはデメリットですが、メリットのほうがTOEICは大きいです!
TOEICのデメリット2: ビジネス英語に偏りがち

TOEICのデメリット2つ目は、TOEICでの英語がビジネスに偏っていることです。
TOEICで出てくる内容はビジネスシーンが多いです。
そのためどうしても若干はビジネスシーンに偏ってしまいます。
ただTOEICではビジネスシーン以外の内容も出てきます。
私が今まで受けてきた中でもビジネスシーン以外の日常的なものもありました。
・病院の予約の確認の電話
・美術館のツアーの話
・レストランのメニューの話
・コンテストの話
・遊びの約束の話 など
上記であげた他にも大量にビジネスシーン以外の話があります。
特にリスニングパートでは日常会話で使える表現なども大量に含まれています。
なのでTOEICだからといって、日常会話が勉強できない心配をする必要はないです。
TOEICのデメリット3: テストであり、実力は鍛えにくい

TOEICのデメリットの3つ目は、実力の英語力が鍛えにくいということです。
ただしこれに関しては完全に勉強のやり方によって変わってきます。
当然、テクニック的なものだけでスコアアップを目指せば実力英語はつきません。
ただし勉強のやり方によっては、びっくりするくらい実力英語が鍛えられます。
私自身もTOEICの学習を進めるなかで実力の英語が想像以上に伸びていきました。

TOEIC700・800・900・990のスコアに比例して英語力も伸びていきました。
これは「やり方」を実力も伸びるように調整したからです。
私のブログではTOEICスコアと実力英語を同時に伸ばす方法を紹介しています。
興味のある方は他の記事も参考にTOEIC学習を進めて頂ければと思います!